山を駈ける風になれ’99年9月号

'99 8月30日
島田一志様

お元気でご活躍のことと拝察いたします。今回はサイクルを詰めてお便りします。
氷ノ山、走ってきました。いいですね。すっかり気に入ってしまいました。
『丹波森の径』、情報提供ありがとうございました。今、取り寄せているところです。
『ふるさと兵庫の50山』、勿論しっかりおさえています。島田さんとお会いした白山を
選ぶなど結構個性が出ている選定もあって面白いですよね。ただ欲を言えば、コースガイド
に終始することなく、『大阪50山』のように読める内容にして欲しかったなと思いました。
 また、ヤマケイから『兵庫県の山』が遂に出ましたね。こちらは全般に六甲や北摂の山に
偏りが見られる上に、能勢の三草山まで敢えて紹介する不思議さ。ちょっと、期待はずれの
感を持ったのは私だけでしょうか。

 さて、近況報告です。

7月31日(土) 北摂西半周周回
 翌週の氷ノ山MTBツーリングに備え、暑さ慣らしを目的に走る。猪名川沿いに北上し、
西峠を越えて羽束川沿いに南下、千刈水源地の北を走って、川西、宝塚へと戻ってくる
一周約94kmのコース。年に何度かは走るトレーニングコースだ。休憩時間を含め標準時間は
4時間20分。5時40分に出発し、前半はそこそこのペースで走っていたが、杉生からの
ダラダラ坂を予想外のタイムでクリアすると、西峠の下りでは自己最高の66km/Hをマーク。
その後快走モードに変わり、帰って来てみればまだ9時35分、結局暑さ慣らしにならずに
終わってしまった。(本日の走行距離94km)

8月8日(日) 氷ノ山MTBツーリング(その1)
 週末マウンテンバイカーの年に一度のささやかな一泊ツーリング。今年はわが兵庫県の最高峰、
氷ノ山を登ることに。少しでも涼しい内に距離を稼ごうと5時20分に出発。三田、篠山、と
R176を走った後、県道に入り栗柄峠、鼓峠を越えて一旦京都府に入り、福知山で軽食休憩。
10時の段階で34℃を超す猛暑となったが、ありがたいことに猛烈なSEの風が背中を後押し
してくれ11時に和田山へ。ここで早めの昼食を摂り、R9を八鹿、関宮と走り、梨ケ原、丹土、
奈良尾と続く最後の急坂でバテバテになりながらも14時17分福定の民宿にゴールイン。
一息ついて日も陰りだした16時過ぎ親水公園まで散歩。多田ケルンを拝んで宿に戻る。
(本日の走行距離160km)

8月9日(月) 氷ノ山MTBツーリング(その2)
 お世話になった民宿はご主人が山のガイドもされる山小屋のような宿だったので、5時半朝食、
6時出発という私の申し出に快く応じて頂き、おまけに東尾根登山口まで軽トラで送ってもらった
お陰で6時20分に東尾根登山口に立てるという幸運。東尾根コースは序盤、上りにも拘わらず、
かなり連続して乗車できる。神大ヒュッテ迄は距離があるものの、幸い「担ぎ」もほとんどなく
確実に距離を刻んで進める。神大ヒュッテ前でおいしい水を頂き、最後のひとふんばりで頂上に。
強烈な風が吹き抜ける山頂は快晴で、360度の眺望を楽しみ、南尾根を三の丸方面へ。三の丸の
展望台で宿のおかみさんに作って頂いた弁当を食べる。島田さんが何度も登っていらっしゃるのが
よくわかかる。いい山だ。更に坂の谷コースを下る。90%以上の乗車率だ。ブナの原生林を一気に
走り抜けてしまうのがもったいない。何度も立ち止まって感触を楽しむ。そんなことをしながらも
11時過ぎにはヤマメ茶屋まで下りきてしまった。13時過ぎ山崎で昼食。あとは猛暑と向かい風と
戦いながら19時08分無事帰宅。一番暑い時季に走ってこの満足感、季節を変えて何度も走って
みたいいい山だった。(本日の走行距離155km)

8月11日(水) 大山(純粋登山。家族で登りました。)
 
8月21日(土) 千刈南尾根シングル・トラック(2.5万図 武田尾)
 今日は知人を案内して長いシングルトラックの走りが楽しめる上記コースを走る。川西能勢口で
待ち合わせ、多田から榎峠を越え、境野大池から丸山の北をまわりハイキングコースに入る。雨模様で
所々滑りやすい個所もあったが、下り基調のロングコースは相変わらずの快走コース。展望のいいところも
随所に現れる。こうやって、また1人マウンテンバイカーができあがる。彼の目標は今年中に雲海が見える
ところまで走れるようになりたいととのこと。その意気や良しである。(本日の走行距離64km)

と、まあ以上のようなところです。
『ふるさと兵庫の50山』に、氷ノ山は地元では「ひょうのやま」と呼ばれていた、という記述がありましたが、
福定でその証拠を見つけてきました。他にも氷ノ山に関しては報告したいことがたくさんあります。また、
サイスポのツーレポにも投稿すべく只今原稿作成中です。島田さんの近況報告、お待ちしています。
またお会いできることを楽しみにして。



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