山を駈ける風になれ2012年 3月号
2012年2月4日(土)園部/船阪観音霊場〜船阪W△(2.5万図 園部)
今年の冬は寒い。地球温暖化はどうなったんだと言いたくなるが、日本付近に寒気が下りてきている
のも地球温暖化の現れの一つだという。昨日まで居座っていた寒気が抜け、今日は久しぶりに暖かく
なる?というので亀岡から園部、能勢と周回することに決める。
6時38分、スタートする。徐々に日の出の時間が早くなってきた。寒気は抜けたと言うが放射冷却
の影響で自宅を出る時点で氷点下である。川西から木部でR423に入り、いつものように余野まで
延々8kmのヒルクライムが始まる。道路脇の気温は止々呂美でマイナス4℃、この先どうなること
かと思ったが、それほど下がることもなく、この時季にしては結構いいペースで余野に。
路面凍結が心配された亀岡盆地への下り道も大して凍りついてもおらず予定よりも早く穴太寺の前を
通過、R9から月読橋で桂川の左岸を走るいつものコースを北上する。穏やかな日差しでほぼ無風、
空ではヒバリが囀っている。予想していた積雪は殆ど見られず、春の到来が近いことを予感させてく
れはするが、風はやはり冷たい。
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ジョニー像も寒そう |
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園部の中心部にあるコンビニでブランチ休憩を取り、9時30分リスタート。船阪の九品寺手前で
『船阪八幡参道』の石柱を見つけ、ちょっと寄ってみることに。(何度も走っているのに初めて気
付く)
民家の裏手のような坂道を上がるとすぐに地道の林道に。ロードをデポしてツルツルの雪道を登ると
何の変哲もない小さな社があるだけ。むしろ目に留まったのはシカ除けフェンスに設けられた扉。
低山歩き癖が無意識のうちにフェンスの扉を開けて、踏跡を歩き始めているではないか。明確に付け
られた踏跡は山頂を目指す気配が無い。大した雑木ヤブではないので適当に直登、頂上直下の大岩を
巻いて山頂に立つ(9時52分)。
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点名「船阪」4等三角点 |
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山頂部は小さな山にしてはそこそこの平坦スペースとなっている。その昔山城かお寺でも建っていた
のだろうか。雑木の間から高山や胎金寺山など園部の低山を眺めることができる。
西寄りの風が出てきた。この調子だと帰りはほぼ向い風を覚悟しないといけない。下り始めることに
する。下りは山頂から南西に主稜線伝いに歩く。南に続く稜線との鞍部にはっきりとした堀切が現れ
る。船阪から仁江に通じる昔の山道のようである。九品寺方面へ山道を下るとすぐにシカ除けフェン
スが現れ道が無くなる。
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観音堂 | 船阪観音霊場入口 |
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それでも下に墓地のようなものが見えるのでフェンス伝いに適当に高度を下げ、フェンスを乗り越え
てお堂の建つ境内へ下りる。『観音堂』の掲額。雪で覆われた階段を慎重に下りると、土管に船阪観
音霊場の文字が・・・。九品寺は丹波の観音霊場の一つらしい。
訪ねてみたい気もしたが、日陰で雪がカチカチに凍っており戻ってくる時が大変そうなので止めて道
なりに下る。先日訪ねた朱塗りの山門に出る。
デポ地まで戻って自転車を回収、再び走りだす(10時15分)。予想したとおり南西からの向い風
が強くなってきた。自宅まで約50km。時折り止まりそうになるくらいの向い風と闘いながら能勢
の柊峠回りでどうにか帰りついた。
(本日の走行距離113km)
2012年2月21日(火)北摂/西半周周回トレーニング(2.5万図 福住他)
久しぶりに休暇を取っていつものトレーニング・コースを走る。路面が凍結していなかったら天王か
ら福住まで抜けて園部方面まで走ってみたいがどうだろう。3日前の土曜の朝はわが家でも雪が積も
った。雪は残っていても道路さえ乾いておれば問題ないのだが・・・。
6時29分自宅をスタートする。出勤する人を横目に走るのは後ろめたくもあり、解放感もある不思
議な感じだ。気温は2℃前後だろうか、2日前の日曜と違ってずいぶんと暖かく感じる。あの時は能
勢でマイナス7℃だった。マイナス7℃はロードレーサーで走る気温ではない。
いつものトレーニングコース。川西能勢口回りで県道を北上する。いつもよりかなりゆっくり目で杉
生に着き水分補給をした後、杉生新田に向かう。大して雪は無いと思っていたが、泉郷峠を越えると
本日最初の「押し」区間、続いて天王に向かう林道でも「押し」区間が連続し始める。
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本日最初の「押し」区間登場 |
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続いての「押し」区間では川も凍っていた |
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2級河川「羽束川」起点の石標 |
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この調子ならこの区間を抜けるのに相当時間がかかりそうだ。園部方面は諦めて府県境にある『羽束
川起点』の石標をデジカメに収めてターン、籠坊−木器回りで帰路についた。この寒さももう少しの
我慢かな。
(本日の走行距離101km)
織田(おりた)さんへのメールはbabrx800@jttk.zaq.ne.jpまで・・・。
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