山を駈ける風になれ2013年 11月号
2013年10月6日(日)北摂/杉生〜旭が丘〜木間(2.5万図 木津)
昨日寝過ぎたせいか、はたまた疲れが抜けきっていないのか体が泥のように重い。急遽予定を変更
して標題の近場サイクリングでお茶を濁すことにする。
午前5時43分スタート。台風の影響か、朝から気温が高い。今日の大阪の予想最高気温は31℃
だという(実際は32.7℃まで上がった)。昔、10月ってこんなに暑かったっけ?
いつものように川西能勢口回りで県道を北上する。快晴の天気と相俟って、走る内に体の調子もそ
れほど悪くなくなってくる。万善にある道の駅でロードに乗った若い兄ちゃんをパスする。この辺
から加速モードに入る。明け方まで雨が残っていたのだろうか。道路が濡れている分、路面抵抗が
小さくスピードを維持したまま折返しと決めていた杉生に着く(6時57分)。
今年2番目のタイムで杉生到着。でもオーバーペース気味に走って来たので、今から当初予定のコ
ースを走るのはやはり止めておこう。杉生周辺をしばらくポタリングしながら帰路のコースを検討、
まだ走ったことがない旭が丘住宅地越えの道を走ることに決める。
愛宕山(514m)と丸山(570m)の間に挟まれた急斜面を開いて造成された旭が丘住宅地は、
その最高所が昔MTBでよく走ったルートに接続しており、一部ヤブ漕ぎをしながら栃原方面に抜
けたり、大谷沿いに木間生まで林道を走ったりしたものだが、最近道路が整備されて木間生まで直
通で行けるようになっている。
一本調子の激斜面マーク(スリップ防止でコンクリート道路に丸い輪っかの型を抜いた路面のこと)
の坂を上り切ると公園、振り返ると大野山がくっきり見える絶景が広がる。更に進んだところが標
高約330mの最高所だ(7時34分)。
|
旭ガ丘住宅地の最高部付近より大野山 方面を振り返る |
---|
昔はここからMTBでヤブの中にダイブしたものだが、今はきれいな舗装路が木間生に向かって下
っている。
斜度12%の下りの標識が現れる。北摂で12%の標識を見るのは初めてかも知れない(実際、1
2%よりきつい道はあるが)。記念に標識と愛車をカメラに収め、一台クルマをやり過ごしてから
下り開始。
|
さあ、新しい道を下ります |
---|
Rの大きいカーブなので初めての下りでもスピードが出せる。路面が濡れてスリッピーな所が断続
的に現れるのでセーブしながら走っているのにMAX69km/h。本気で攻めたら80km/h
は出るかもしれない(というのは大袈裟か・・・)。勿論、今年最高速。あっと云う間に木間生に
下り着く。
来た道を戻って帰路につく。高速を楽しむには最高だが、あまりにもあっけない。丸山からMTB
で下ってきたシングルトラックはどこへ消えてしまったのだろうか。北摂を走って20年と少し。
変わらないようでも徐々に変わっている。山から山へ渡れた昔の山仕事道が舗装路によってどんど
ん分断され、やがて消えていくのをちょっと淋しく感じたショート・トリップであった。
(今回の総走行距離 72km)
2013年10月12日(土)氷上/清住コスモスの里周回(2.5万図 大名草)
秋本番、サイクリングには絶好のシーズンとなった3連休だが、今年は所要があって走れるのは初
日の今日だけ。ならば秋を満喫しながらしっかり走ることにしたい。ということで標記のコースに
決める。
この時季、そこここで休耕田を利用してコスモス畑を作っているが、自宅から日帰りで行ける範囲
で規模が一番大きいのが、この氷上町清住のコスモス畑。いつの頃からか春のカタクリの花と並ん
で秋のコスモス畑が有名になった。清住を訪れるのは去年11月に秋葉山を上って以来11カ月ぶ
りだ。
午前5時44分スタート。昨夜寒冷前線が通過した影響で、ぐっと秋らしくなった。お蔭でいきな
り西からの向い風というありがたくないおまけも付いているが、こればかりは仕方が無い。距離も
長いのでマイペースで走ろう。
ところが案に相違してすぐにほぼ無風状態に変わり、足もよく回っていいペースを刻み始める。先
週とは違い、朝の三田の気温は15℃。丹波霧が発生しているが、サイクリングにとっては一番走
れる気温だ。
古市で1回目の水分補給を行い、篠山、丹波大山と一路R176を北上、鐘ケ坂トンネル下りでは、
久しぶりにMAX60km/hをマーク、ご機嫌に駆け下って柏原で2度目の水分補給、氷上の交
差点を左折、市街地の中を走って、8時40分清住に到着する。
|
清住に到着 |
---|
達身寺の駐車場が臨時の駐車場になっていて、そこで入場料を払ってコスモス畑に入る仕組みにな
っている。7ヘクタールの休耕田をコスモス畑にしたとか。料金を払って中に入れば、オレンジや
黄色の珍しい品種のコスモスが見られるそうだ。
|
ズーッと向こうの方まで一面のコスモス畑です |
---|
でも、赤やピンクや薄紫の花が混ざり合って咲いているのがコスモス畑のイメージ。駐車場の前の
畑に見事に広がる眺めで十分と中には入らずにコスモス鑑賞をする。休憩がてらしっかり堪能した
ところで、周辺の他の地域にもあるコスモス畑を巡りながら山南町回りで帰路についた。
(今回の総走行距離157km)
表紙にもどる
『山であそぼっ』にもどる