山を駈ける風になれ2009年 5月号
2009年4月4日(土)三田/清水山(2.5万図 藍本)
昼ごろから雨との予報。明日は出かける用事があるので走れない。まあ数時間はもちそうなので先日激坂ヒ
ルクタイムに挑戦した花山院の南にある清水山(363m)を訪ねることにする。
午前6時03分、予想どおりの曇天である。気温が10℃近くまであるので筋肉の動きはいい。期末期初で
連日の疲れに加え昨夜は会社の歓送迎会で帰宅が遅くなり、睡眠時間が4時間程度しかとれていないにも拘
らず、この時期としてはかなり速いタイムで赤坂峠を通過、以降も快調に走りを続け、広野から青野ダム湖
岸経由で志手原の交差点に着く(7時20分)。
山の南麓にある神社に取り付き場所を求める。大きな神社だが裏手から直接山に入れるところは無さそう。
神社入り口横に左手にのびている地道を進むことにする。すぐに右手が伐採された場所に出る。どうも山に
入る道は無さそうだ。しばらく周囲を歩きまわり踏跡を探すが見つからない。諦めて帰ろうかとしていると
神社拝殿の裏を回り込む山道を発見(7時50分)、自転車をデポして山歩きを開始する。
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この神社の手前を左へ | 園児手作りの案内板 |
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小さなコブを西に回り込み、西側に出ると雑木に「やまへ」という案内板といっぱいメッセージボードが架
かっている場所に出る。「ねんちゅうぐみ」と書かれている。ここは幼稚園からヤブ山歩きをするのか。い
いなあ。
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有馬富士のビューポイント |
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幼稚園児の“ヤブ山コース”は有馬富士の展望ポイントで終了、山道はすぐに尾根筋に出、伐採木が散乱し
た場所を回り込んで山頂に着く(8時10分)。登頂標が1枚架かるだけの静かな山頂である。展望はない。
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清水山山頂 |
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雨粒が顔に当たる。ん?もう崩れてきたのか?東の行者山も訪ねようと考えていたがとっとと下山した方が
よさそうだ。山頂を西に回り込むと『山 四二』と彫られた石柱が埋まっている場所から西側に急傾斜の谷
が続いている。いっぱい落ち葉が積もっている谷である。
ここを下ればいっきに下降できそうだ。両足を揃えてしゃがんで谷に踏み出す。“高速落ち葉スライダー・
コース”である。落ち葉もろとも滑り落ちている感じ。化成肥料の袋があれば、簡易ソリ遊びが出来てかな
り面白いかも知れない。
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落ち葉スライダーコース(その1) | 落ち葉スライダーコース(その2,行場?) |
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高速スライダー・コースは二度ほど60度ほどの斜面を下って両側に岩の迫る迫力ポイントに差し掛かる。
ここも勢いにまかせて突っ込む。落ち葉もろとも下って振り返ると岩が現れる。こうやって下から上を眺め
ると行場にも見える。清水山の東隣の行者山を訪ねてみないと断定的なことは言えないが、ここが行者山へ
向かう行場ルートの一部かも知れないと勝手な想像を巡らせる。
結局この一直線激下りコースはヤブに突っ込むこともなくお寺の裏側に下り着く。事前に地形図で確認して
いたとおりの下降地点、三佛山である。
靴の中にいっぱい溜まった落ち葉を払う。寺?の由緒を確認したかったが雨が気になる(今雨は降っていな
い)。早々に寺の横を通り抜けて県道を歩いてデポ地に戻る。志手原から三田市街地へ出るのが最短コース
だが、空を見るとまだ雨は大丈夫そうだ。千刈経由で猪名川の万善へ。屏風岩のサクラを見ながら帰路につ
いた。
(本日の走行距離71km)
2009年4月11日(土)亀岡・八木/城山(2.5万図 亀岡)
ここ数日夏日が続く陽気、この週末も好天に恵まれるようだ。世間は最後の花見とばかり有名観光地にどっ
と繰り出すことであろう。人ごみが嫌いな私は道中のサクラを愛でながら山に向かう。
今日は久しぶりに亀岡である。城山は去年12月に登った行者山の北約2kmの旧八木町との境界に位置す
る山、名前からわかるように山頂に城が築かれていた山である。それもかなり大きな規模の・・・。
午前5時54分ロードで出発する。北寄りの風がそこそこ吹いており、思うようにスピードはあがらないま
ま杉生へ(7時11分)。水分補給の後、中山峠、逢坂峠、柊峠を越えて亀岡市に入り、宮前町宮川から千
代川へ抜ける府道を走り、登り口に決めていた地形図の道路が「デジタルの8の字」型になったポイントに
到着する(8時32分)。
そこは亀岡交流会館というところで、テニスコートやハイキングコースが設けられている施設であった。整
備されすぎて城山への破線路が無くなっているのではないか不安になるが、ハイキングコースの案内板を見
ると、東周りのコースの途中から行けそう。「8の字」の右上肩にロードをデポ、支度をして遊歩道を歩き
始める(8時37分)。
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亀岡市交流会館から登ります | 途中までハイキングコースを利用することに |
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地形図の破線路はずっと谷筋を北東に詰めていくが、遊歩道はすぐに木製の階段の連続で尾根に登るように
ついている。植林帯の谷筋から明るい雑木林の尾根筋に出ると日の光がまぶしく感じる。
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階段でいっきに尾根へ | 丑寅の方角、城山へ |
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途中に展望台が作られている。ほぼ平坦な歩きが続く。もうそろそろというところで分岐が現れる。古い石
柱が立っており、『艮八木村』と彫られている。城山はまさに丑寅の方向。やや下り気味についている山道
を行く。
やがて尾根筋からの道と合流、『城山へ』の文字に導かれいろんな廓を横切って一段高くなった本丸に着く
(9時05分)。広い本丸跡である。ここに八木城と呼ばれた城があったという。黒井、八上と共に丹波三
大城郭の一つと呼ばれた八木城はかなり大規模な山城で、山頂に設置されている城郭配置図を見ても相当な
大きさであったことがわかる。
この城を支配していたのは内藤氏。ルイス・フロイスと親交があり、キリシタン大名で有名な内藤如安もこ
の何代目かの城主であったようだ。
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八木城址からの眺め(三郎ケ岳) | 八木城址からの眺め(京都愛宕山) | 本丸跡 |
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城郭の大きさもさることながら東方向の眺めが抜群である。満開のサクラ越しに京都愛宕山から三郎ケ岳の
山並が一望できる。花と風景、BGMはウグイスの鳴き声。自分の他には誰もいない。ベンチに座ってゆっ
くり贅沢な軽食タイムを摂る。
いつまでもゆっくりしていたいがそうもいかない。尾根道合流ポイントまで戻り、神前峠方面へ歩く。この
コースは市の境界に沿って西に向かうコースで、地形図の342山を越えれば南西に下り、やがて遊歩道が
上がってきてデポ地へ下り着く(9時38分)。
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神前峠方面へ | 低山は春です |
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ずいぶん気温が上がってきた。帰路につく。行きの向い風は追い風に変わり、柊峠を越えて快調に飛ばして
いたら後輪パンク。16,000km近く走ったタイヤは擦り切れて穴が開いている。予備のチューブと交
換し、パッチでタイヤの穴をふさぎ、近所の農家のおばちゃんの話相手もしながら修理を完了、家まで30
kmこれ以上タイヤがバーストしないことを祈りながらソーっと再スタートを切った。
(本日の走行距離106km)
2009年4月29日(水)篠山/初夏の風景を求めて(2.5万図 篠山他)
GWに入っても篠山は静かです。今日は初夏の風景を求めてのんびりツーリング。朝は3℃と気温も低くま
だまだ春が同居していました。
篠山巡り、スタートはお約束の大手前広場からです。
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篠山城址 |
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田んぼにはもう水が張られていました。
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田圃には水が入りました |
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菜の花畑もいいですね。
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菜の花畑 |
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新緑のモミジもいいのではと洞光寺へ
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新緑のモミジの洞光寺 |
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細工所でUターン、国道を一路西へ。
一里塚を過ぎて再び篠山城址へ向かいます。多紀連山がいい感じで前方に見えます。
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八上戦国街道 |
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サクラもまだまだ残っていますが、このサクラは地元のご夫婦が約30年前に金婚式のお祝いに植えたもの
だそうです。
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まだまだサクラは楽しめます |
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でも、季節はもう初夏。雑木山の新緑が目にしみるのんびりツーリングでした。
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新緑の雑木山 |
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(本日の走行距離122km)
織田(おりた)さんへのメールはbabrx800@jttk.zaq.ne.jpまで・・・。
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