山を駈ける風になれ2010年 3月号

 
2010年2月13日(土)篠山/火打岩折り返し(2.5万図 篠山、村雲他)
先週の土曜は雪、木曜日は朝から雨、今月に入ってまともな走りができていない。今日は分水嶺を越えて長
距離を走ろうと出発(6時34分)するが、500mも走らないうちから足が回らない。先週、雪の中を無
理して走ったダメージが残っている。
もうここらで引き返そうか、いやもう少し走って様子を見てみようか、と葛藤を続けながら赤坂峠を越え、
三田に入り、古市を過ぎて気が付けば篠山盆地を走っている。でも重苦しい冬空の下、調子の悪い足を引き
っていつまでも北上を続けられない。行き先を篠山城址と決めて篠山口でR176と別れ篠山城址大手前広
場に到着する(8時41分)。
誰もいない篠山城址

いつもは朝早くから地元の人や観光客の姿が見受けられる大書院前だが今日は誰もいない。久しぶりに城跡 に登ってみるか。大手門へ通じる石畳を掃除しているおじさんに挨拶しながら城跡の高台に立つ。雪を被っ た岩谷山が神々しく見える。三嶽は雲に隠れて見えないが、小金ケ嶽は朝日を浴びてまさに白銀の輝きを放 っている。
厳しい表情を見せる三嶽

そうだ。火打岩まで足を延ばしてみよう。 火打岩の三嶽展望ポイントに立つ(9字21分)。相変わらず中腹より上は雲の中に隠れていて見えないが、 頂きが見えない分迫力がある。MTBなら大タワまで上ってみたいところだが、ロードではちょっと無理っ ぽい。いい写真が撮れたということで今日はよしとしよう。 日差しが出てくると春を感じるが風は冷たい。南東に雪化粧した弥十郎ケ嶽を眺めながら周回コースで帰路 についた。
弥十郎ケ嶽です

(本日の走行距離120km) 2010年2月20日(土)北摂/広照寺山~寺山(2.5万図 木津) 広照寺山と寺山は三田の名峰大船山の南東2.5km先週にある標高500m足らずの低山。小さいながら も見る角度によっては天を突く鋭い双耳峰にも、それぞれが独立した尖峰にも見える姿のいい山である。 17年前北摂をMTBで走り始めた頃からある意味ランドマークのような存在であったが、どういうわけか 縁が無く、今日初めて訪問することになった。 午前6時32分、穏やかな晴天が期待できそうな夜明前の空の下ロードで出発する。放射冷却が効いて気温 はかなり低い(あとで猪名川-4℃と知る)。川西能勢口回りで県道を北上、木津から木津峠越えで西谷地 区へ入り、そのまま西へ走って波豆川へ。交差点を右折、波豆川公民館を左に見ながら集落の一番はずれに ある小さな溜池の傍にロードをデポする(8時11分)。
登り口はここから

これから訪れる広照寺山と寺山が目の前に大きく立ち塞がるように聳えている。電流柵をくぐって林道を歩 き、途中から人が入らなくなって久しい踏跡を台場クヌギの列に沿って山に分け入っていく。炭焼き窯の跡 が現れる。
ガレた斜面を登った方が早いダイレクトに広照寺山山頂へ

谷筋の踏跡を進むよりもガレた斜面を登る方がヤブに煩わされずに済むので、ルートを少し南よりに修正し て急斜面を一気に登る。山頂が平坦な広照寺山の真ん中あたりに飛び出す(8時35分)。眺める角度によ って尖峰に見える広照寺山であるが、実は200m近くに渡って屏風のような平坦地が続く山頂である。
さて寺山に向かいます

穏やかな日差しが山頂部を包んでいる。まさに低山ハイク日和である。あたりをチェックしてから寺山方面 に向かう。ここからは不必要な白テープが現れる。誰も間違いようの無い踏跡が続く尾根筋を鞍部に下り、 すぐに登り返せばもう寺山山頂である(8時48分)。 広照寺山から実質10分もかからない距離である。寺山は文字通りの尖峰で山頂らしい山頂を持つ山である。 「寺山」という平凡な名前よりも山頂に設置されている4等三角点(492.4m)の点名「鳥の上」の方 が鳥瞰図のような眺めが得られるこの山に相応しいように感じる。
寺山山頂

いずれも樹幹越しながら大船山、高岳、剣尾山、横尾山、三蔵山、そして今年初登山の山羽束山などが見渡 せる。
山頂から羽束山方面を眺める平坦な広照寺山山頂(写真中央の緑濃い部分)

しばし山頂で憩った後、鞍部から谷筋を下るつもりであったが、途中で西に回り込むように付いている踏跡 を見つけ辿ってみることに。 自然石とは思えないような石が現れる。これは大舟寺方面からの山道かと思ったが途中、炭焼き窯跡が現れ た辺りから判然としなくなり、強引に激ヤブを突破して林道に降り立つ。そこは最初に歩きだした林道の更 に奥200mくらいの地点。どうやらこの林道をそのまま北に進めば大舟寺の裏手に出るのではないだろう か。
下山途中で・・・自然石とは思えないほど今日のお土産は木喰せんべい

進行方向は南。そのまま歩けば最初の小さな溜池の畔に戻り着く(9時20分)。ロードにまたがり農道に 下ったところで登山口に最も近い農家のご主人が田んぼ仕事に出かけるところに出くわす。 話を聞くとこの方も山好きで、山の会を作って歩いておられるとのこと。このあたりの低山は隈なく踏破し たという。私が今日広照寺山に登ったルートは、どうやらベストチョイスだったようで感心される。田んぼ までのわずか数分の会話であったが山好き同士、密度の濃い会話を楽しみながら春風そよぐ北摂の山里をあ とにした。   (本日の走行距離 70km) 織田(おりた)さんへのメールはbabrx800@jttk.zaq.ne.jpまで・・・。

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