山を駈ける風になれ2012年 10月号
2012年8月25日(土)〜9月1日(土)イタリア旅行(おまけ)
8月号のイタリア旅行レポートのおまけです。前号で自転車に焦点を当てて紹介を、と書きながら
撮った写真が多くてゆっくりチェックする間もなく慌しく紹介したら埋もれていたのがありましたの
で改めて紹介します。
1. ミラノのレンタサイクル(8月26日)
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ミラノのレンタサイクル・ステーション | 愛称はBike Mi |
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カード挿入機 |
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写真は『最後の晩餐』の絵で有名な、サンタ・マリア・デッラ・グラッツェ教会の近くにあるレンタ
サイクルのステーションです。ドゥオモの広場やその他何ケ所かで見かけました。ちょっと重そうで
すが、日本のレンタサイクルに比べるとお洒落な感じがするのは、やはりミラノだからでしょうか。
リア・タイヤを半分近く覆うカバー部分に「BikeMi」と書かれています。レンタサイクル。シ
ステムの愛称でしょうか。使用方法ですが、写真のカード挿入機に事前に登録したカードを入れて、
IDとパスワードを入力して借りる仕組みのようです。
ということは、観光客を対象にしたレンタサイクル・システムではなく、市民の通勤・通学に使用し
てもらい、市内からクルマを減らすこと目的にしたシステムみたいです。カード挿入機には「ATM」
って書いてありますが、残念ながら「現金自動預払い機」ではありません。市内を走っている路面電
車の会社の名前のようです。
いいシステムだと思うのですが、これってどのくらい普及しているのでしょうか。たまたま日曜日に
訪れたので、殆ど乗車している人は見かけませんでした。ちょっと乗ってみたい気もしますが、でこ
ぼこの石畳の上を走るので、スピードが出ないと結構ハンドルを取られそうです。
2. ベルガモ(8月26日)
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ベルガモ空港 |
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ベルガモは、「落ち葉のクラシックレース」と呼ばれるジロ・ディ・ロンバルディアの今年のスタ
ート地点となる町です。ミラノもこのベルガモもロンバルディア州なので、道路上にロンバルディア
の文字がそこかしこに見られるのは当たり前なのですが、いつもTV映像を通してしか見た事の無い
レースコースの近くにいると考えただけでそわそわしてしまいます。
ついでに言えば、今年はベルガモが生んだ偉大なレーサー、フェリーぺ・ジモンディの生誕70年
を記念してミラノからベルガモにスタート地点を変更したようです。ジロ・ディ・ロンバルディアと
いえば伝説のマドンナ・デル・ギザッロが有名ですが、今年は最大斜度27%というムーロ・デ・ソ
ルマーノが50年ぶりにコースに組み入れられたということで、ホアキン(ロドリゲス)やコンタド
ールがどんな上りを見せてくれるのか楽しみです。
3.ローマ(8月30日、31日)
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ファッサボルトロの広告 |
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今回の旅行の楽しみの一つにイタリアのプロ・サイクリング・チームのスポンサー(=過去現在を
問わず)の看板、広告をどれだけ見つけられるかというのがありました。
サエーコのエスプレッソ・マシンなど昔、阪急逆瀬川駅近くの中華料理屋にも置いてあったので、
至るところで知っている会社のオフィスや看板、商品に出会えると思っていましたが、見つけたのは、
ナポリからローマへ向かう高速道路の車窓からマペイの営業所とローマ市内をバスで移動中に見かけ
た銀行の広告にスカイのメンバーが載ったポスター、そしてこのファッサボルトロのセメントタンク
の広告物の3つだけでした。
まあ、歴史的観光地区を中心に巡ったので仕方ないとはいえ、ちょっと寂しい内容でした。でもこ
の“ファッサ”のタンクはさすがです。何と言っても“アルカンシェル”(決して“ラルク・アン・
シエル”とは発音しないように)がデザインされているのが気に入りました。 ということは10年
くらい前からここにあるのかな。
今、イタリアのプロ・ロード界は一昔前に比べると小粒になってスーパースターと呼べるレーサーが
居なくなりました。遭遇率が低かったのは、そんなことも影響しているかも知れません。
でも、メストレの町でもフィレンツェの町でもロード・バイクにまたがって走っている元気な老人を
たくさん見かけました。やっぱりイタリアは自転車文化が根付いている国であることに変わりはない
ようです。
2012年9月15日(土)阪神間/尼崎〜川西周回ポタリング(2.5万図 西宮他)
今日から三連休、今日明日は天気も持ちそうなので久しぶりに目的地を決めずに自転車散歩に出る。
まずは、いつものお散歩コース、阪急仁川から上ヶ原、苦楽園、夙川、香櫨園と緑を楽しみながら臨
港線に出ると、東に向かってのんびり走る。大関や白鹿の工場を過ぎると未だに予約待ち何カ月とい
うキッザニアが現れる。どんどん東に向かうとやがて武庫川を渡り、尼崎市に入る。
尼崎に入ると雰囲気が変わり工場が多くなる。そうこうしていると道は自然に左折、北に向かって4
3号線と交差する。
43号線を越え2号線に出て、再び東へ走る。広い交差点(名前は忘れた)で左折、北上する。名神
入口近くの立体交差を適当にくるくる回りながら走っていると、「尾浜」という交差点に出る(7時
23分)。
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尾浜にて |
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交差点西北角に『名月姫』(登録銘菓)の看板のある和菓子屋が現れる。通勤の行き帰りに電車の中
から見える看板である。『名月姫』といえば能勢の明月峠にある墓と伝説をすぐに連想してしまう。
この和菓子屋と何か関係があるのかと思っていたが、写真にあるように左手のクルマの修理屋の屋号
にも『名月・・・』が付いており、この地にも名月姫伝説があることを知る。(この尾浜にある神社
にも名月姫の墓があるそうである)
ここでは能勢、尼崎それぞれに残っている伝説を紹介することは省略するが、少しストーリーは違っ
ている。しかし時代はいずれも平清盛の時代であることから、これらの伝説の元になるような事実が
あったのであろう。
たまには阪神間を散歩するのもいいものだ。北村、久代と北に進むと川西能勢口。今日はどこまでも
「のんびり」をモットーに走って帰りつくと、まだ8時半の少し前であった。
(本日の走行距離 45km)
2012年9月16日(日)篠山/丹波並木道中央公園折り返し(2.5万図 篠山)
三連休の2日目、近年では珍しく900hpaまで勢力を強めた16号台風も、まだ沖縄本島付近を
ゆっくり北上中ということなので久しぶりに氷上方面の低山を目指して走ることにする。
午前5時20分スタート。すっかり日の出が遅くなって、この時間だとまだ薄暗い。ペースを抑え気
味に赤坂峠を上るも意外といいタイム。台風の外側を回り込む風の影響である。南東の風を受けて快
調に北上、いつもより水分補給を多めに摂りながら篠山盆地に入る。
信号待ちの間に空を眺めると予想以上に雲の流れが速い。帰りは向い風になることを考えればちょっ
と距離を短くした方がよさそうだ。急遽まだ訪れたことが無い場所ということで数年前に出来た丹波
並木道中央公園に目的地を変更する。
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ほっこりした気分になる茅葺民家 |
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この公園は宝塚の西谷地区にある西谷の森公園と同じコンセプトで作られた公園で、茅葺の民家が移
築されていたり、農業体験が出来る棚田があったりする。到着したのが7時過ぎと早かったので誰も
いないが、北に大きく展望が開けており開放感あふれるレイアウトになっている。
公園の南側は火ともし山からナースバシにかけて続く山々だが、公園案内図を見ると山頂展望台まで
整備されているようで、三釈迦山がその山頂のようである。茅葺民家を西に歩いたところに三釈迦山
登山口が整備されている。
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三釈迦山も変わりました |
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「山頂まで15分」と書かれている。火ともし山から三釈迦山までヤブを漕いで尾根を歩いたのは何
年前だったろう。当時は勿論こんな登路は整備されていないから、南側から適当に山に取り付いて登
ったように思う。そう大したヤブでも無かったので山の記憶は殆ど無いが、下山して田んぼのあぜ道
を自転車押しながら歩いていたら、黒豆の収穫をしていたおじさんに感心されて、枝豆を土産に進め
られたことを思い出す。
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「かぐや」というそうです |
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登山口を見送り先に進むと“かぐや”と書かれた小さな倉?が建っている。竹と漆喰だけで作られた
建物で夏場は涼しそうである。まだまだ公園は西に続いている。奥は未整備のようだ。雲の流れが一
段と速くなってきた。
向い風に苦しめられる前に帰った方がよさそうだ。8時前に公園を後にするとルートを少し変え、千
丈寺湖畔を走って帰路についた。
(本日の走行距離101km)
織田(おりた)さんへのメールはbabrx800@jttk.zaq.ne.jpまで・・・。
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